2020年7月4日投稿 2021年5月9日更新
Anker Soundcore Spirit X2の音質評価レビュー
概要
Anker Soundcore Spirit X2の音質はどうなのかを解説する。
一万円以内のワイヤレスイヤホンとしてコスパはよいのか、
低音好きの素人目線で述べた記事である。
全体的な感想、音質、イコライザ、外観、着け心地、機能、防水性、コスパについて言及する。
上記について購入時と購入3か月後、9か月後の印象をそれぞれ述べた。
結論を先に述べると10,000円以下でありながら、全体的に高評価で低音が効いており、想定よりも満足するものだった。
低音が好きで、イヤホンを失くしてしまいやすい人にお勧め!
なぜイヤホンをなくしやすい人におすすめなのか詳細は下で解説いたします。
高音も低音も欲しいという人には向きません。
緒言
ankerのワイヤレスイヤホンは人気が高く、
新製品の評価は気になるものである。
新しく出たイヤホンはレビューがまだ少なく、
一意見として皆さんの助けになればと思いレビューを書くことにした。
また、皆さんとこの音質を共有するためでもある。
製品概要
発売日:2020年6月
通常価格:8990円(税込)
本製品の性能とAirPodsとの比較
本製品の性能 |
AirPodsの性能 |
完全ワイヤレス(イヤーフック) | 完全ワイヤレス(インイヤー) |
完全防水仕様(本体のみ) | 非防水 |
単体でも長時間再生(9時間) | AirPods 5時間 |
大口径ドライバー(12㎜) ※大きければ大きいほど高音質 |
一般的には6から8㎜ ※記載はないが、大きさから推測 |
18ヶ月保証(+6ヶ月) ※カッコ内は会員登録が必要 |
AirPods 12ヶ月 |
8990円(税込) | AirPods 税込19580円 |
詳細仕様
再生可能時間 | 最大9時間 (イヤホン本体のみ) / 最大36時間 (充電ケース使用時) |
充電端子 | USB Type-C |
充電時間 | 約1.5時間 |
重さ | 約11g (イヤホン片方) 、約103g (充電ケース込み) |
防水規格 | IP68 (イヤホン本体のみ) |
通信方式 | Bluetooth 5 |
Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX |
パッケージ内容 | Soundcore Spirit X2、充電ケース、イヤーチップ (XS / S / M / L /XL *Mサイズは本体に取り付け済み) 、イヤーウイング (S / M / L*Mサイズは本体に取り付け済み) 、USB-C & USB-Aケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) 、カスタマーサポート |
製品型番 |
A3918011(ブラック) |
レビュー方法
私と同じ環境を再現できるように、できるだけ詳しく
レビューするときの環境を書きます。
使用スマホ(2種類)
- Xperia XZ1 (2020年7月)
- Xperia 1 (2020年7月)
- Xperia 1 Ⅱ (2022年3月追記)
使用アプリ
- Amazon Music
- Xperia純正ミュージックアプリ
使用環境
- 部屋の中
- 通勤時(地下鉄車内・バス車内)
感想
音質
購入直後の感想
最高です!
重低音が強くドシドシ系の音が好きな人向けです。
Ankerはモバイルバッテリーでとても評判がいいため
モバイルバッテリー以外の他の製品も試してみようと思い購入してみました。
音響の会社ではなかったので、正直あまり期待していなかったのですが、
お値段以上にいいです。
私自身は今まで有線のイヤホンとヘッドホンしか使ったことがなく、
低音を重視して、有線のイヤホンはAudioTechnica(5000円)、
有線のヘッドホンはSONY(10000円)しか使ってきませんでしたが、
全然負けてません。というかこの価格帯ならむしろ勝ち?
初めは高音がシャリシャリしていて、低音も響かなかったのですが、
10時間ほどエイジング(慣らし運転)していくと高音はシャリシャリ感がなくなり、
低音は響くようになりました。普通は低音に寄せると、
高音が籠るのですが、全体的に音に曇りがなく、最高です。
3か月後の感想(2020年10月12日)
使っていて気づきが一つありました。
それは大きな音で聞いたらより最高だったことです。
小さい音で聞いていても最高だったのですが、
今まで聞いていた音量よりも一つ大きな音にしてみたら
音に包まれる感じで最高でした。
ぜひ一度音量を上げて聞いてみてください!
9か月後の感想(2021年4月20日)
低音の響きはとてもよく、ベースが効いている曲にとても合います。
おすすめの曲は「僕のままで」です。
ぜひ一度聞き比べてください。
1年9か月後の感想(2022年3月)
駅で途切れることがあったのはスマホの影響が強いことが判明
Xperia1Ⅱにしてから混雑した駅でも途切れることがなくなりました。
またなんといっても便利なのはイヤホンをつけたままお風呂・シャワーができることです。
イコライザ
ノーマルとベースアップの二種類
が搭載されています。
イヤホン本体の操作で設定できます。
ノーマルとベースアップの違いは歴然です。
ベースアップで驚くほど低音が響くようになるので重低音好きにはオススメです!※もちろんですが、曲によります。
イコライザを搭載していても違いがあんまり感じられないものもあるなかで、ここまでしっかりと違いを出せるのはとても優秀です。私は常にベースアップに設定しています。
9か月後の感想(2021年4月20日)
電源を切るときにボタンを長押しするため、イコライザの設定も変わってしまうときがあり、電源を入れた後にイコライザの設定を変更する必要があり、少し手間である。
コスパ
ドライバーが大きいのもあって、音質が良いのかもしれません。
それでいて一万円を切るのでコストパフォーマンス最高です。
外観
購入直後の感想
高級感があります。
正面(下に示す写真)から見た部分には
黒を生かしたマットな艶消しラバーが使われていて
高級感を演出しています。
触った感じもべたつきがなく、サラサラしており、手触りも最高です。
金属部分も色味は合わせてあり、金属感が出るように
しっかりと面取りがしてあるのもポイントが 高いです。
側面(下のに示す写真)から見た部分には
プラスチック部分はスペースグレーが使われており、
金属っぽさを感じる加工がされており、高級感があります。
音量調節部はゴムになっております。
イヤーフック部分(下に示す写真)はザ・ゴムという感じで
やわらかめの仕上げになっています。
正面に比べると少し高級感は落ちるかもしれませんが、
柔らかめのゴムのおかげかつけ心地は最高です。
耳の後ろに隠れる部分なので外観よりも機能性重視なのかもしれません。
9か月後の感想
カラーバリエーション
黒のみ(2020年7月5日現在)
機能面
ボタンはシンプルでわかりやすく操作しやすい。
カチカチと押し込み感もあり、押したことがはっきりとわかります。
通話中は少しノイズキャンセリングが効いてるのかな?程度です。
音楽の時にはノイズキャンセリングは機能しないが、
同梱されているイヤーピースの種類が豊富なので、適切な大きさに変えることができ、密閉性が高く、周りの音が気にならない。
しっかり耳の奥までイヤホンを押し込みましょう!
密閉感が変わりますよ!
その反面、周りの音が聞きたいときに聞こえない。
周りの音を聞くときは完全に外さずイヤーフックのところのみを耳にかけておくことができる。
耳にかけておけるのが以外と重要で、完全にはずしてしまうとふとした時にはもうすでにどこにいったかわからない状態になっていたりしますが、かけておけることで失くさずに済みます。
一度ペアリングをすれば、次回からは自動的に接続してくれて日常使いでは、
接続がブチぶち切れない。
満員電車内や満員のバスに乗っていても接続が切れることはありません。
しかし、人が行きかう場所(大型の駅)での移動時には接続がぶちぶち切れます。
次の問題はスマホを複数持ちしている人に限ってではありますが、
ペアリングの切り替えがしにくい。これには対処方法があります。
通常ペアリング元を切り替える際は、元々接続していたスマホのBluetoothを切り、
新接続先のスマホの設定画面を開いて以前の以前接続していた機器から探してきて
もう一度とペアリングをする必要がありますが、
上記の手間を省くことができる対処法を以下に紹介いたします。
それは左右のイヤホンで別々のスマホとペアリングしておくことです。
(※左右で別々のスマホにペアリングしていても、必ず左右のイヤホンどちらかに同期してスマホと接続を行うため、両方から同じスマホの音楽が聞こえます。)
そうしておくことで切り替えが楽になります。
完全に自動とまでは行かないものの、スマホの設定画面を開く必要がなくなり、BluetoothのON/OFFだけで接続を切り替えられるようになり、手間が減ります。
左右の遅延はない
が、スマホとの遅延があるためPUBGなどのFPS系のゲームとは相性が悪い。
1時間では耳は痛くならないが、2時間連続で付けている
と耳が痛くなる。片道1時間ほどの通勤などの使用であれば
全然問題ない。
音楽をかけているときに耳から外しても接続が切れない。
耳から外してポケットに入れてしまうと充電が減っていき、
最悪の場合、充電が切れてしまいます。
音楽が切れているときはスリープ?みたいなモードになるので大丈夫です。
もしくは接続を切る必要があり、ケースに入れるか、
イヤホンの電源を切るか、スマホのBluetoothをオフにするしかありません。
まとめ
よかった点
高級感がある。
音質がいい。(重低音が効いている)
長時間持続
激しい運動でも安定している。
接続がきれない。
コスパに優れている。
※追記2020年10月12日
耳にかけておけば失くさない!
長時間つけていても耳は痛くなくなりました。(耳が慣れれば大丈夫)
悪かった点
長時間連続装着で耳が痛くなる。
耳から外しても接続が切れない。
周りの音が聞こえにくい。(密閉感が良い)
ペアリングの切り替えがめんどくさい。(スマホ複数台保持者のみ)
※追記2020年10月12日
マスクを外すときイヤーフックに引っかかる。(イヤホンを外すときも同様)
総合点は★5です。
失くしやすいというワイヤレスイヤホンの最大の弱点を
線を使わずにイヤーフックによって克服したところがとても評価できます。
有線は線にイライラ、無線は失くしやすいことにイライラ
でもこのイヤホンはイヤホン本来のストレスはない
といっても過言ではないでしょう!
いい点が多く、悪い点はカバーできてしまうのが強みです。
例えば、長時間装着で耳が痛くなるっていうのは
滅多に長時間付けることがないので大丈夫。
接続が切れないっていうのも、ケースに入れてしまえばいいだけ。
周りの音が聞こえないのもイヤーフックはかけたまま、
イヤホン部だけ耳から外せばいいだけです。
ペアリングの切り替えはスマホを一台しか持っていない人からすれば
元々問題でも何でもないことです。
悪い点は対策してしまえばなんてことないです。
対策してしまえばいい所しか残りません!
是非オススメです!
以上がAnker Soundcore Spirit X2を買ってみたでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。